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 □「セイキロスさんとわたし」 no.11

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■次回実施の本試験の大目標:

クルシウスさんの絵による資料(1894)を見て読みうたうことができる!


■今日中に次の項目を確認しておきましょう!

1.次の内容を見てギリシア語で言えるかどうか確認してみましょう!

(前書き部分)

私は石碑です。

セイキロスさんが私をここに建ててくれました、

不滅の思い出の、長く生きのこる<しるし>として。


(うたの部分)

生きている限りは 輝いていて下さいね

あなたは決して決して 悲しんではだめですよ

僅かなんですから 生きている時間は

終りを時間は 求めているんですから


(後書き部分)

セイキロス・・・

   生き・・・(以下欠)

Σεικιλοσ ευτερ 

     ζη


うまく言えなかった方は、
例えばこちらをみて復習してみましょう!
http://www.geocities.jp/se_kilos/seikilos08.html
文法的な説明はこちらです。
前書き部分
うたの部分と後書き部分


2.クルシウスさんの絵による資料を見て、
その文章を音読ができるかどうか確認してみましょう!


3.引き続きクルシウスさんの絵による資料を見て、
文章の上のしるしをアルファベットで音読できるかどうか確認してみましょう!

音読の際には横棒(−)、角棒(」)、点(.)も見逃さないようにしましょう。

最後のΓ(ガンマ)の鏡像になっている┐(*)は「ガンマ」と読んでおきましょう。

(*)今回使っている、ザックスさんの
ギリシアの声楽記譜法と現在の記譜法の対応を見ると、
ギリシア語のアルファベットは
高いファから低いファの間に収まっているのですが、
今回の資料では高いミから低いミまでの音を使っているので、
普通のアルファベットから低いほうにひとつはみ出しています。

(*)念のためにしるしを活字でも書き出しておきます。

ΣΖΖ ΚΙΖΙ
ΚΙ ΖΙΚ Ο
ΣΟΦ ΣΚΖ
ΙΚΙΚ ΣΟΦ
Σ(Κ)Ο ΙΖ
Κ ΣΣΣΧ┐

文章の切れ目で切りそろえると・・・

ΣΖΖ ΚΙΖΙ
ΚΙ ΖΙΚ Ο ΣΟΦ
ΣΚΖΙΚΙΚ ΣΟΦ
Σ(Κ)Ο ΙΖΚ ΣΣΣΧ┐

かっこ内のΚはクルシウスさんの絵では欠けています。

(*)絵の左下の「Philol.LII.1」は
定期刊行物「文献学者(Philologus)」第52号1の画像のしるし、
右下はクルシウスさん(Crusius,O.)の頭文字によるサインでしょうか・・・


4.それでは、
クルシウスさんの絵による資料を見て、読んでうたってみましょう!
(*)小さ目の絵とうたはこちら


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